【本】中谷美紀著「インド旅行記3 - 東・西インド編 - 」読了記録。
Kikiです。
近況を少しお話しして、感想を記録します。
近況
前回、彼をブロックした記事(1週間、彼をブロック。 - Kiki’s blog)を書きましたが、それ以降の一週間は私が若干(でもない)ストレス下にいたため、彼にも八つ当たりをしながらも、連絡を取り合い、そんな中でつい先日彼は軍事境界線へと出向し、100日間の旅に出ました。
最近、仕事でのプレッシャーや、コロナによる家に自粛する期間が続いていることや彼と連絡が3ヶ月以上途絶えることに本当にストレスを感じておりました・・・ 恐らくそれもあり、生理周期が至って良好な私の生理が遅れたり、肌荒れしにかった肌があれまくったりして、体も心もはあああっという感じでした。
でも、
この一週間で彼の優しさと彼が恐らく唯一無二の存在であることを改めて感じておりました。
どんなに自分が辛い環境にいても弱音を吐かず、私の話を聞いてくれ、なだめてくれ、「僕がいない間に本当にひとりぼっちに感じたら、他の男性とデートしても構わないから。寂しくなるだろうし。その代わり、絶対9月会うことは約束して。」と言える、寛大な心の持ち主。
付き合って5年。別れた期間もありましたが、正直、このcomplexな私を一途に想ってくれ、相手できるのは彼だけだと確信しつつあるところです。
さて、本題。
先月、中谷美紀さんの旅行シリーズの完結版を読了しました。
「インド旅行記3:東・西インド編」
インド旅行記は4までありますが、これは写真集のようなものらしく、文章で記録されてるのはこの3が最後になります。
相変わらず1に続き、2に続き、旅行記からインドについて学ぶことが多いです。
インド旅行記1、2のレビューは以下参照です。
この東・西インド編のスタート地点は
この最初の地点へ向かう空港で出会った人と語りすぎてフライトを逃してしまうハプニングありながら、スタート地点へはグハティ経由でコルカタへ向かわれました。
いつも思いますが、旅に、そして何よりインドにいる時点でハプニングはつきものですね。笑
旅行期間は
東インド:2005年12月1日から12月13日までの約2週間
一度日本に戻られて、
西インド:2005年12月21日から2006年1月4日までの2週間
旅行地点は
東インド:コルカタ、ブッダガヤ、ラージキル、ナーランダー、パトナー、ダージリン、シッキム州
西インド:ブジ、アーマダバード、ササンギール、ディーウ、アジャンタ、エローラ、アウランガバード、ムンバイ、ゴア
感想
旅を重ねる度にどんどん強くなってる中谷さんに尊敬の念を抱きました笑
一つ目の学び
ガイドさんの言葉に学びがありました。
ー チベット仏教徒のガイド・ペンゾさんの言葉、「いつか君も何かしらの宗教を持つといいよ。何でもいいんだ。・・・そうして初めて生きる意味が生まれるんだ」
宗教によって、命の考え方とか死後の世界とか考え方は違いますが、宗教は基本生きること、または人生に焦点を当ててるんだなと再認識。日本にいたら語りにくいけど、宗教って人間を醜く導いてしまう場合もあるけど、宗教を正しく学んでる人って美しいなと感じたりします。
ただ、面白いなと思ったのはベンゾさんのこの言葉の後の中谷さんの考え方。確かに日本は宗教に身を投じてる方って少なくって、そしてそれは日本は一定の秩序が保たれていて、他人を慮り、互いの心情を言葉なくとも察することに長けているから、宗教への帰属がなくとも謙虚に人間生活を営める。でも、ここでなるほどとは思ったのですが、秩序が保たれている=村社会の名残なのかな・・・と。いろんな考え方を持つ人を排除する国が現在の日本だから、宗教に身を投じること自体もタブーっぽいのは皆同じ考え方の方が秩序をただせるからなのかな。
二つ目の学び
ー 紀元前から建てられ始めたアジャンタの仏教石窟群は7世紀までに作られ、その後1819年に狩を楽しんでいたイギリス人に偶然発見されるまで1,000年以上も忘れ去られていたこと。
中谷さんは具体的に出来事を描写してるのですが、それによってアジャンタに行きたくなりました。1年以上インドに住んでいたのに全然インドらしいとこ周らなかった怠惰な自分に喝を入れたい。
三つ目の学び
ー 動物は人間より体温が高いから、その肉を食べてしまうと食べた後にその脂肪が固まり、負担になってしまうが、魚は人間より体温が低いから脂肪が融解し易いということ。
中谷さん、インド旅行記の1以来ベジタリアンですが、魚だけはやめれないとのこと。
そんでもって、ゴア風エビカレー、セモリナ粉、魚のフライについて描写してるところを読み、絶対食べたいと思いました。(ごめんなさい、私の語彙力の低さで伝わらない)
四つ目の学び
ー 「いかなる形にせよ、この瞬間をただ生きているということが何にも勝る価値のあることなのだと、改めて気づかれてくれたインドを、大好きだとは言わないが、今は好きだと言いたい。」
中谷さんがあとがきに残した言葉なのですが、私も同感。
正直インドを大好きかと尋ねられたら、そうではないです。でも好きです。
そして、インドは生きるということを教えてくれる場所であり、自分は自分でいいんだと教えてくれる場所でもあると思います。
日本で必死に生きていた時に、インドに留学して、タイミングよかったなと思ってます。必死に生きなくてもいいんだと思えたし、何をそんなに生き急いでるんだといつもインドに帰る度に思います。
インドは素敵な国。未知の国。
一言では語れない国です。
少し書きすぎました。
気になる方はクリックしてみてください↓
それでは。